調剤薬局では高齢者の服薬支援の取り組みを行っています

壁掛け式のお薬カレンダー

慢性的な病気をいくつも抱えていることが多い高齢者は用法・用量通りに服用することが困難な場合が少なくありません。

最も多い問題は「薬を飲み忘れる」「種類が多いので自分で調整してしまう」などがあります。

これらの服用上の問題を解決するため薬剤師は患者さんのためにアドバイスや工夫をする必要があります。

まず挙げられるのが一包化という方法です。一包化とは服用時点ごと、例えば朝に飲む薬が3種類あれば、全て一つの袋にまとめるのです。

一包化すれば数ある薬のなかから「朝飲むとはコレとコレだから」と毎回、薬の種類や数を確認する必要がなくなり、いずれかの薬を飲み忘れてしまうことはなくなります。現在は調剤薬局に備えてある設備で簡単に一包化ができるところも増えています。

また高齢者によっては嚥下障害のために、薬が飲み込みにくいという方も少なくありません。そうした患者さんのために、錠剤を細かく粉砕したり、剤形を錠剤やカプセル剤から散剤、水剤、唾液や少量の水で溶ける口腔内崩壊錠剤、ゼリー状製剤などに変更したりすることもあります。

調剤報酬には「嚥下困難者用製剤加算」が設定されています。ただこれは全ての医薬品が服用しやすくなることが前提であり、1種類だけを散剤にする場合は別の加算(自家製剤加算)になります。なお、薬局でこうれらの工夫を行う場合には処方医の了解が必要です。

また上の写真のように、カレンダー方式で曜日や日付の欄にスペースを作ってそこに薬を入れて飲み忘れを防ぐ壁掛けタイプの「お薬カレンダー」も重宝されています。

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