ジェネリックを含む全医薬品の添付文書情報を完全網羅!

病院内で使用される薬には必ず用意されている「添付文書」は、いわば薬の説明書であり、薬に関しての情報が非常に詳しく掲載されています。この書類は法的に定められた形式で作成することがすべての製薬会社に対して義務付けられています。

医師や看護師にも好評

添付文書に掲載されている情報のうち、医療現場で特に必要なものは、薬の用量、用法のほかに、一緒に服用しても大丈夫な薬や、禁忌となる薬についての情報です。これらは薬剤師、医師に限らず、医療関係者なら誰でも必要な情報といえます。

そんななか、2009年にiPhone用に開発(現在はiPad版も登場)され、多くの薬剤師に利用されているのが、国内で使用されている全医薬品(ジェネリック医薬品を含む)の添付文書情報を掲載している無料アプリ「添付文書Lite(ダウンロードはコチラ)」です。

「添付文書 Lite」は、国内で全医薬品をまとめる存在である独立行政法人・医薬品医療機器総合機構が公開している、医療関係者向けの添付文書検索ページからの情報をiPhone上に表示するものです。

現在、病院などで利用されている薬の情報を検索する端末などでは、独自に添付文書を保存していたり、CD-ROMで提供されている場合もあります。しかし、添付文書は性質上、改訂の回数が多いため、医療に使う情報としては、常にアップデートされた最新の情報であることが望まれます。

この無料アプリは、医薬品医療機器総合機構のデータベース上の情報を取得することにより、情報の信憑性、そして最新の情報という点をクリアしています。

「添付文書 Lite」は現在、薬剤師だけでなく、医師、歯科医師、看護師など、幅広い医療関係者に使用されています。iPhone版は、常日頃から持ち歩いている電話についているため、病院にとどまらず、出先や出張先、海外でも使用できるポータブル性が魅力です。

またiPad版では、iPhoneよりも大きい画面を使用しているので、見やすく、また履歴やお気に入り機能によってアクセス性を強化しており、より使い勝手が向上しています。

ほかにも薬に関しての手引書アプリはありますが、薬事法で定められた唯一の法的文書である添付文書を情報源としていることによる信頼性が、「添付文書 Lite」が支持される所以であると考えられます。

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