円満に退社するためにはキチンとした「退職手続き」が必要

希望していた医療機関・企業から内定を無事に得ることができれば、転職活動もいよいよ終わりです。新しい勤務先への希望や不安など、気持ちは早くも次の職場へと移りがちになりますが、お世話になった現在の職場を円満に退職することも、立派な「転職活動」のひとつです。ここでは簡単な退職手続きのポイントを紹介してみたいと思います。

内定通知を受けた転職先にお礼と入社意思を伝えます。そして現在の職場を退職する2ヵ月くらい前を目安として直属の上司に相談しておきましょう。仮に在職中に人間関係で嫌な思いをした上司だったとしても、無闇に波風を立てて退職をしたら後味は悪いものですし、薬剤師の世界は決して広くはありません。巡りめぐって…ということがないように、大人の対応で臨みましょう。退職理由が人間関係のため、本音で話すことがためらわれる場合は、円満退社のためにもっともらしい別の理由を別に考えましょう

この際、直属の上司を飛び越えて部長や病院長に話を通すのもマナー違反ですので注意しましょう。直属の上司の部下に対する管理能力が疑われ、 あなたの退職後に問題にならないとも限らないためです

この時期は、親しい同僚以外に転職の件を話すことはまだ控えておいたほうが無難です。特に上司に伝える前に噂が広まると面倒になりかねません。

円満退職の場合は「退職届」ではなく「退職願」ですので、ご注意ください。あくまでも形式的な書類のため、本当の退職理由を書く必要はなく、「この度一身上の都合により」といったように、事実を簡潔に記すだけで十分です。

後任の薬剤師のために、業務の手順や注意点、トラブル時の対処法をまとめておきます。病棟業務で患者さんを抱えている病院薬剤師の方は、特にこの引継ぎが重要となります。取り引き先の連絡先をまとめ、担当者の性格や人柄なども添えておくとよいでしょう。

取り引き先や同僚に退職の旨を伝え、お世話になったお礼の挨拶をします。メールやハガキで送る挨拶状の準備もしておきます。

健康保険証や身分証明書、IDカード、名刺、定期券などを会社に返却して、年金手帳、雇用保険被保険者証、源泉徴収票、離職票などを受け取ります。付与されたパソコン内の不要なデータの消去も忘れないようにしましょう。

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